シンクが衛生的に！使い捨てスポンジの魅力

スポンジをどれくらいの頻度で交換していますか。目には見えていないけど長期間使用し続けているスポンジは細菌だらけです。どれだけ気を使って殺菌消毒しても全くの無菌状態にはできません。
最近、よく見かけるようになった使い捨てスポンジは丸日使ったらあとはゴミ箱に捨てるだけ。スポンジを洗う手間もいらず、長時間シンク内に放置しておくこともないのでいつも衛生的でいられます。

スポンジは大腸菌の宝庫

洗ったあとのスポンジがどのくらい大腸菌がいるかご存じですか。
まな板の約 1000 倍、トイレのなんと 20 万倍の大腸菌がいるのです。スポンジを 1 週間、2 週間…ときには 1 か月以上も同じものを使い続けるほど菌が繁殖しています。
細菌は水・栄養・温度の条件がそろえば、どんどん繁殖していきます。スポンジには水があり、食べカスがついていればそれが栄養となり、最適な温度帯（10～60℃）に常にさらされていることから、いかに繁殖がしやすい環境なのかが分かるでしょう。

スポンジの殺菌方法

スポンジの代表的な殺菌方法は以下があります

• 殺菌効果のある洗剤をよく泡立てる
• 熱湯をかける
• 塩素系洗剤につけ置きする
• 電子レンジで加熱する

しかし上記を含め、ほかのどの方法も菌が残ってしまったり、スポンジの劣化につながったりします。
新品時のような無菌状態にすることは不可能なのです。

使い捨てスポンジは良いところだらけ

実際に使用すると良い点しか見つかりませんでした。
普通のスポンジより目が粗く、小さく薄い印象。新品のスポンジは固くて使いづらいですが、これは柔らかいので食器に難なくフィットしてくれ、タッパーの角もきちんと行き届いてくれます。小さい手の女性や子どもでも使いやすいのではないでしょうか。
洗剤の泡立ちは良好。いつものスポンジと遜色ないです。
ケチャップなどの汚れを落とすとすぐにスポンジも染まってしまいますが、最後には捨てるので洗い落とす手間もなく、ストレスフリーです。
全部洗い終わればそのスポンジでシンクや排水溝などすぐに垢がたまりやすいところをこまめに洗うようにすれば汚れもにおいも溜まることはありません。

重曹入り・クエン酸入りもある

重曹入り・クエン酸入りの使い捨てスポンジは食器を洗うというよりキッチンや部屋の掃除に使うのに適しています。重曹入りはコンロ周りなど油汚れに最適。また、油汚れがひどい食器や鍋にもこれで予洗いするとスッキリ落ちます。
クエン酸入りは蛇口などの水垢に最適。これで磨けばシンクもピカピカに輝きますね。
ホームセンターなどで 30 個 300 円前後で売られている使い捨てスポンジ。
1 個 300 円のスポンジを 1 か月使用し続けるくらいなら 1 個 10 円を毎日取り換えたほうがずっと衛生的で、食中毒のリスクも減らせますね。